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第19回ぎのわん車いすマラソン開催

熱い応援を受け、力いっぱい進む銀輪―。九日、宜野湾市内で開かれた第十九回ぎのわん車いすマラソン大会は気温二十度、暖かな太陽が顔を出すコンディションでレースが繰り広げられた。声援に応えてゴールを目指したランナーたち。

コンベンションロードにさわやかな風が吹き抜けた。ハーフマラソンの部、後半十六キロで勝負をかけ、初優勝のテープを切った山本浩之さん(41)=福岡県は「今年こそは、と思っていました」と感無量の表情。昨年一位の廣道純さんがピッタリと後ろにつく展開だったが「最後はスタミナ勝ち。正々堂々と勝負した」と話し、妻の美也子さん(39)や長男寛大君(13)、二男航平君(11)とがっちり握手した。

五キロの部初優勝の城間圭亮君(11)=金武小六年=は「大人と競って一位になれるなんて夢みたい。卒業までのいい記念になった。来年も優勝を目指したい」と顔をほころばせた。  各自のペースでレースを楽しむ1・5キロトリム部門は嶺井穂香さん(7)=読谷村=と喜久川博美さん(47)=大宜味村=がそれぞれ申告タイムと4秒差で優勝。嶺井さんは「散歩が大好き。温かい声援がうれしかった」。喜久川さんは「応援してくれた皆さんのおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と喜んだ。

 沿道では、総合学習で福祉を学んでいる大山小学校の五年生約二百人が選手を激励。宮城かのんさん(10)と古堅舞さん(11)は「足が不自由な人が一生懸命走る姿に感動した。すごい迫力で、声援を返してくれる姿がうれしかった」と話した。大阪府から応援に駆け付けた今田愛子さん(26)は「見ているだけで楽しいスポーツ。一生懸命に走る姿を見て刺激になる。私ももっと頑張らないと」と力を込めた。

普天間高校吹奏楽部は総勢四十人がマーチの演奏で選手を後押し。部長で二年生の奥田奈々さん(17)=は「頑張っている選手の気持ちが伝わり、思わず笑顔が出ました」と話した。  (12/10沖縄タイムス抜粋)

今回の大会にも沖脊協会員の方が多く参加され、恒例となる車椅子マラソン競技を楽しんでいました。大会をサポートして下さった皆様にお礼申し上げます。

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