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歩道バリアフリー検証

傾斜のなくなった歩道を車いすで歩行する牧志努さん(前)と山川淳二さん=那覇市上間 沖縄総合事務局南部国道事務所は国道507号(旧国道329号)の国場交差点から上間交差点までの歩道整備を完了し、5日午後、NPO法人バリアフリー研究会(井上将理事長)の協力のもと、車いす歩行者2人による安全性の検証を行った。

同事務所が障がい者とともに検証を行うのは2例目。検証に参加したのは整備前の昨年10月24日の検証にも参加した牧志努さん(40)=那覇市=と山川淳二さん(35)=南城市=で、車いすで歩行した。昨年の検証で2人はきつい傾斜や進むことのできない高い段差などの地点を指摘、マンホールで点字ブロックが切れている場所や排水溝のふたの穴に車いすの車輪が落ちる地点などで改善を求めた。

その後の工事では歩道に平らな部分を設け、歩道と車道の段差を5センチから1・5センチに下げた。途切れていた点字誘導ブロックをマンホール上にも設置し、排水溝のふたの穴の目を細く変更した。

牧志さんは「以前は介助者がいても歩行が困難だったが、一人でも段差を越えることができる。当事者の意見を聞いて改善するのは良い取り組みだ」と話し、山川さんも「障がい者も安心して歩ける道を造ってほしい」と期待した。同事務所の玉城正弘副所長は「今回の声を他の工事にも反映させたい」と話した。12/6琉球新報抜粋

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