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「沖縄県障害福祉計画」に対する意見交換会

去る8月11日(木)午後5時30分よりサン・アビリティーズうらそえ(研修室)において、県障害保健福祉課計画推進班の山口氏、山田氏、沖脊協からは大城(ひ)、大城(ま)、枝川、荷川取、玉城、具志の6名が参加し沖縄県障害福祉計画に対する県との意見交換会を行いました。

「沖縄県障害福祉計画」に対する意見交換会この意見交換会は、私たち障がい者にとって必要な福祉サービスを地域において計画的に提供するための体制確保に向けて策定した第2期計画が今年度で終了となるため、サービス提供に関する実績の分析・評価行い、その課題をふまえ見直しを行ったうえで第3期障害福祉計画(平成24年~26年)の策定あたるため県内の当事者団体11団体と個別に意見交換会を実施しています。

今回の意見交換の中で、参加したメンバーから個別に利用している福祉サービスについての内容や課題、問題点、今後に望むことなどを意見し、福祉サービス以外の内容についても身障者用駐車場(派キングパーミッド制度)や身障者トイレの問題、県内のリハビリテーションの課題、情報提供の市町村格差をなくすため県が身障者手帳発行の際、サービス内容等を記した障がい者福祉のしおりの提供などの意見も出されました。

事務局では、今回の意見交換会にのぞむ前に、参加者以外の、地域でサービスを受け生活している会員8名、他障害1名、脊損者の家族1名から面談や電話、メールなどで事前に聞き取りを行っており、施設入所者の地域生活への移行についてや地域の相談支援体制について、地域の市町村格差、自立支援給付における障害程度区分、重複障がい者のサービス、リハビリテーション施設等についての課題など多数の意見を事前聴取しており、今後の計画に反映させるため県の担当者にその資料を提供しました。

直接参加者や事前聞き取りの意見の中で感じることは現在提供されているサービスの量や質、種類など限られたサービス量で精一杯調整し、家族や同居者の援助がなければ自分がやりたいことが制限されることや足りない分を自費で賄っている場面、事業所間のサービス提供対応の格差やヘルパーの質、将来的な介護保険への移行に伴う不安など課題も多く見られました。